合戦で使われていた武器

合戦というと日本刀でチャンバラをするというイメージもあるかもしれませんが、古代から日本の戦で使われていた主な武器は、弓・矢でした。遠距離で弓を放って、接近してきた敵についてはやりなどで突いていたのが一般的な戦い方です。

紀元七百年頃、下級の兵士たちに対しては矛と盾が支給されました。しかし一方で、弓矢と太刀に関しては自前での用意が求められています。そのため支給品である盾と矛の熟練度があまり上がらず、結果的に弓矢と太刀が普及してしまったのです。

何故このような命令を出したかというと、歩兵が槍などを持つことが、体制の脅威そのものになったからです。単純に、槍などを所持されることが不安であったのでしょう。

武器として優れていた槍や鉾だったのですが、その便利さゆえに使えなくなってしまったのです。


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