刀身彫刻とはどんなことですか

日本刀には様々な模様が施されているものもあり、それを施す目的は神仏の加護を授かったり、単に外観をよくするためとかの理由によります。その模様のなかで刀身彫刻とは、刀の反対側に施される模様のことを指します。彫刻される図柄は、神仏の姿とか漢詩を題材とした文字、植物や動物など一般的に縁起がよいとされるモチーフのものを使うことが多いです。刀身彫刻とはその刀の所有者の身を守るため、長寿や繁栄を願うため、お守りとしての役割を果たします。刀身彫刻の基本的な工程の流れは大体同じですが、その技法は刀の強度や意匠により使い分けられています。技法には陰刻や浮彫、地肉彫、透彫、櫃内彫など多種類があり、陰刻が刀身彫刻では最も用いられる技法です。


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