霊剣について

海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」のロゴマークには、八俣の大蛇を背景に草薙剣を中心にデザインされたものになっています。圧倒的な力を抑え込む強力なイメージを表現したそうです。十握剣と草薙剣の二振り宝剣の他に、建御雷神(古事記:武甕槌神)が神武天皇に授けた布都御魂剣というものがあるそうです。布都御魂は、神武天皇がこの剣を用いて、大和の平定に臨んだと伝えられているそうです。最初は、宮中に祀られていたそうです。後に奈良県天理市の石上神宮に移され、御神体となったと伝承されているそうです。いつの時代かわからないそうですが、拝殿の裏手の禁足地に埋められていたそうです。明治になって発掘しました。それは刃長二尺二寸二分くらいの平造りの少し内反りで、環頭の鉄製の太刀が出てきたと伝わっているそうです。このとき刀匠の初代・月山貞一が作刀した布都御魂剣の複製二振りが本殿中殿に奉安され、同時に姿形が同じ木型が作られたといわれているそうです。
武甕槌大神を御祭神とする茨城県鹿嶋市の鹿島神社には刃長が2mを超える長大な直刀が伝わっているそうです。製作年代は不明だそうです。刀身は奈良末期から平安初期、拵は平安の作と推定されているそうです。国宝に指定されているそうです。日本刀というのは、日本古来の「たたら製鉄法」によってつくられる和鉄を素材として製作されているそうです。
たたら製鉄では山砂鉄を原料として、鋼塊であるけらがつくられ、そこから玉鋼が選別されるそうです。「たたら」というのは、製鉄炉に空気を送り込む送風装置の鞴が、蹈鞴と呼ばれていることによると言われているそうです。また、外来語とも言われているそうです。


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